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2020年03月01日

【宿泊地レポート】世界中のエグゼクティブに愛されているニセコの隠れ家『坐忘林』

はじめまして、英語、ドイツ語ドライバーのMASAです。
北海道を訪れる日本国内・海外各国のお客様のご旅行やビジネスのお供をさせて頂いております。
 
趣味は旅行で自動車、飛行機、列車、船等の乗り物も好きです。
19歳で旧西ドイツに渡り、これまでに世界40ヵ国以上を旅行してきました。
 
先日、お客様の取り計らいで坐忘林に宿泊というサプライズを頂きましたので、今回のデビュー記事では弊社のお客様の中でもリピーターの多いニセコのホテル「坐忘林」について書かせていただきます。
 

坐忘林 (ZABORIN RYOKAN) 宿泊レポート

エントランス~チェックイン              

 
エントランス左手にあるエレベーターに乗り、フロントデスクのある2階で降ります。  
ロビーの丸テーブルには花ではなく盆景が置かれ、フロントの壁の日本画と共に「THE・日本」。
 
 
囲炉裏コーナーのソファーに案内され、ウエルカムドリンクをいただきながらチェックインです。
坐忘林ワールドへようこそ!
 
ここまでは私もお客様と共に何度も来ている2階のフロント周りですが、ここから先は未知の領域でした。
ライブラリーやバーカウンター、茶の坐スペースを抜け、スタッフの方に細かい説明をしていただきながらお部屋に案内されました。

館内・お部屋のご紹介


 
各部屋は中庭を囲んでの造りとなっていて、館内を移動するときも自然を感じられます。
室内は静寂に包まれ、隣室の気配は一切感じられません。
館内の見取図を確認したところ、全15室各部屋の壁と壁の間には空間を設けた造りになっており、見えないところにまできちんとお金をかけていることが解ります。
これぞ贅沢ですね。
部屋の暖房は全て温度調整可能な床暖で、快適に過ごせます。
 
 
私が宿泊したのは坐忘林の中ではコンパクトな部屋でしたが、広々としたリビング、ツインベッドルーム、和室があり、ファミリールームかと思うほど広く、一人では身の置き所を定めるのにちょっと苦労しました。 
和室には布団の用意も有り、ジャパニーズスタイルをお好みの海外のお客様にも喜ばれそうです。
 
 
長期滞在のゲストが多いので、ベッドルームのクローゼットなどはホテルと言うよりヴィラ仕様のスペースがあり、リビングには普段の生活に必要と思える物は全て揃っています。
 
 
TVはニセコの山奥のロケーションがら地デジは観られませんが、AppleTVは見放題です。
冷蔵庫のソフトドリンクは無料サービスですがここにもこだわりがあり、特にZABORINブランドの余市町産の果汁100%トマトジュース、リンゴジュースは北海道民の私も感激の美味しさです。
 
 
 
坐忘林に温泉大浴場は無く、各客室に備え付けられたプライベートな温泉です。
それも洗い場のある日本式の内風呂と静かなニセコの景色を臨む露天風呂の二つの浴室を楽しむことができ、浴槽は身長180cmの私でも十分に手脚を伸ばせる大きさ。
 
…そうか、二人で入る前提なんですね。なんてコンフォータブル。
 

夕食『北懐石』

 
夕食は1階の食事処にて、18時か20時開始の2パターンあるそうです。
私は18時からのスタートでお願いしました。
最初にサービス係の方から料理全体の流れの説明があり、通常はデザート迄で2時間で終わりとのことですが、私は一人なので進行ペースを早目にお願いしました。
 

 
北懐石という名前のディナーで「冬野見立て ZABORIN WINTER」というメニューから始まりました。
 
どの料理もとても美味しいかったのですが、中でも印象に残った料理は
「鱈場蟹と干しえのきの煮えばな」です。
 
 
熱々の鉄器の中でブクブク煮えて出てきます。
目でも味わい楽しみ、しっかりとした干しえのきの出汁がタラバガニと絡み合い、なんとも美味。
 
そしてメインは「和牛の朴の葉焼き」
 
 
この写真からでも美味しさが伝わりそうなほど何もかもが洗練されていると感じました。
 
食事処は全て個室になっており、ゲスト同士顔を合わせる事もないので気兼ねすること無く食事と会話を楽しめます。
一人でしたので1時間程もあれば充分かと思っていましたが、2時間近くも経っていたのでちょっとビックリ。
居心地の良い空間と料理の美味しさに、ゆったりと時間が流れていたのでしょう。     
 
夕食後は2Fのバーカウンターやライブラリーなどで時を過ごせます。
バーカウンターからはアプローチ横にある池が眺められ、カルガモ親子の姿を見ることもできて和みます。
 
お部屋に戻り、ベッドの中でライトアップされた外の雪景色を眺めているうちに寝てしまいました。

朝食

翌朝。
部屋に備えられた口あたりの柔らかいホテル敷地内の地下水を飲みながら、露天風呂に入ります。
物音一つなく人の気配も無い中、ひとり散らつく雪を五感で感じながらの朝の湯浴みは格別の時間です。
まさに現世を忘れてしまいそうです。
 
しかし忘れることなく朝食に向かいます・・・
朝食ひとつとっても、調理さんが朝からしっかり仕事をしているのがよくわかります。
まずはご飯が美味しい。
一部屋毎に炊きあがった釜鍋ご飯が出て来ます。
このご飯と漬け物だけで1膳はいけそうですが、おかずが美味しいので1膳しかご飯は食べられませんでした。
特筆は焼き鮭。
 
 
勿論焼きたてで供されましたが、感動の一言しかありません。
ここ2ヶ月程に南は函館から東は知床までくまなく走ってましたが、北海道なのに朝食で美味しい鮭に出会う事がありませんでした。
他にも野菜など生や煮浸し、紙焼き、海藻(若目)のスープ仕立て等、素材が一番美味しくなるよう調理されていました。
 
食後はコーヒーをお願いしました。フレンチプレスでのサーブでした。
大きなホテルでは出来ないサービスですね。
朝食ブッフェが当たり前の今日ですが、やはり客室数15部屋ならではの夕食と朝食の内容に感激です。
 

まとめ

 
一口に高級と言われるホテルの中でも、坐忘林で過ごす時間はひときわ贅を感じます。
源泉かけ流しのプライベートな温泉に浸かり、心づくしの料理をいただき、自然に囲まれた静寂の中で日常の様々な事柄から開放されるからでしょうか。
心地よさにホテルに籠りたくなる、どこにも行きたくなくなる、というなかなか味わうことのない経験をすることが出来ました。
 
一泊では味わい尽くせない坐忘林(ZABORIN RYOKAN)。
坐忘林 https://zaborin.com/
 
今回のステイをプレゼントして頂いたお客様に感謝です。
お部屋も内風呂、露天風呂もレストランもプライベートのなんとも贅沢な時間を、お客様から頂くなんて想像もできませんでした。
仕事、頑張っててよかった!
いつか家族を連れて坐忘林に連泊できるよう、ますます仕事頑張ります。
 
国内外の様々なお客様とご一緒する仕事の中で、たくさんの経験をさせて頂ける事に感謝致します。
 
English speaking driver Masa, also speaks German.
ich bin deutschsprachiger Fahrer Masa、auch sprech English.
 
もちろん日本語も。
 

MASA
 
Masayoshi Hase
 
 
 

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