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2019年06月23日

北海道のハイヤー・タクシー業界が抱える問題と、それに対して我々ができること

こんにちは!
北海道のハイヤー会社、マイノリズムです。

今日は、ちょっと真面目に、タクシー・ハイヤー業界の抱える問題について書いてみたいと思います。

繁忙期におけるタクシー、ハイヤーの台数の不足問題に関して

北海道では冬場の繁忙期にタクシー、ハイヤーの台数が足りていないという問題を抱えています。
そういった問題に対応するため、運輸局では『ポイント認可制度』を導入しています。
『ポイント認可制度』とは、12月から3月までの期間を定め、札幌市のタクシー会社が新千歳空港→ニセコなどといった、定められた区域を出て運行することができるというものです。
それにより、冬場は札幌のタクシー会社が新千歳空港に出入りしている様子を見ることができます。

ポイント認可制度を導入しても解消しない冬場のタクシー不足

しかし、そのポイント認可制度を導入しても、未だに冬場のタクシー台数がひっ迫している状況は変わっておりません。

「台数を増やせば解決するのでは?」と思う方もいらっしゃると思います。
しかし北海道では、関東や関西と違い夏場や冬場の繁忙期が過ぎてしまうと、およそ半年間は閑散期になり、売り上げが減少してしまうのです。

そのため、タクシー事業者は迂闊に台数を増やすことができず、冬場の繁忙期の問題点を解消できずにいる状態が続いています。
一台増車することによる車両の購入金額や、継続的な車両保険の金額がかなり大きいリスクを抱えるためです。

従来のタクシー・ハイヤー事業の枠を超えた市場の開拓が必要

これは、極寒地かつ広大な土地という特徴をもつ、北海道特有の課題と考えています。
高齢者の運転による事故の問題などの解決策として、タクシーの利用などがあげられますが、このままではそのタクシー自体も不足する事態に陥りかねません。

従来のタクシー・ハイヤー事業の枠を超え、新たな市場の開拓に乗り出さなければいけないと考えています。
北海道の観光、特にインバウンド需要は増加し続けています。
そこを担っていくインフラとしての役割が、我々に求められていると考えています。

これまでにない、新規のサービス創造を続けていくことで、二次交通産業にイノベーションを起こすことを目指していきます。

まとめ

北海道内において、タクシー=ハイヤーという認識が強く根付いていますが、事業内容や業態は全く違うものということがわかりましたね。
そして北海道が抱えるタクシー業界の問題点も短期間で解消されるものではないということもまた事実です。

北海道でタクシー事業を開始するにあたって、弊社は二年前に様々なハードルをクリアして開業いたしました。
最近は東京オリンピックなどによる観光客増加を見込んで新規でタクシー事業を始めたい方や、「空港内に入り顧客を迎えに行くにはどうしたらよいか?」などのご相談を受けることが多くなってまいりました。

弊社では、そういったタクシー事業に関するお困りごとなどを解決させていただくコンサルティングもおこなっておりますので、ご興味をお持ちの方はお気軽にご連絡くださいませ。

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