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2019年06月20日

【豆知識】「タクシー」と「ハイヤー」の違い、わかりますか?

こんにちは!

春夏秋冬どのようなシーンでも"最高な"おもてなしをさせていただきますマイノリズムです。

『タクシー』と『ハイヤー』の違いとは?

今日はハイヤー会社らしい話題を。
知っているようではっきりとは認知されていない「タクシー」と「ハイヤー」の違いについてご説明したいと思います。

まずはこちらに大まかにまとめられているサイトがありますのでご覧ください。

わかりやすく定義いたしますと、下記の表のようになります。

  タクシー ハイヤー
行灯の有無 つけている つけていない
運行方法 手を上げると止まり、距離や時間に応じてメーターで運賃を計測 街中を走っていて手を上げても止まらず、完全予約制に基づく運行
印象 一般的な輸送手段 格式が高く感じられる輸送手段

ただし、上記のサイトにも記載されている通り、北海道では道路運送法上の区分でタクシー会社でも○○ハイヤーと言う名前の会社が多いのです。
地域の特性上タクシーというよりも、電話をして予約をするハイヤーとして機能することが多いからかもしれませんね。

同じように弊社も、プライベート観光ハイヤーという名前で営業しておりますが、行政上の区分ではタクシー会社として運輸局から認可を受けて営業しております。

というのも、北海道ではハイヤー会社として認可を受けることができるのは札幌市のみと定められているのです。
その上札幌市では新規でのタクシー、ハイヤー会社として認可を受けられない状況なのです。
(札幌市の車の台数などの兼ね合いによって)

ハイヤーは北海道の方言(?)と言っても過言ではない

北海道外に住まわれている方は、北海道にいらっしゃった際に滞在先や観光先で「ハイヤーを呼びますね」と言われ、メータータクシーが来てびっくりしたことなどはないでしょうか?

特に海外の観光客は、黒塗りの高級車が来るとイメージしていたのに、実際に来てみると「これはただのキャブじゃないか!」とお怒りになるケースもあります。(タクシーは略称で正式名称はTaxicab)

なので、北海道外から観光に来られる方々は、北海道の観光施設や一般的な宿泊所で「ハイヤー」と言えばタクシーが来る、と思っていただけるとスムーズに話が進むと思います。
一般的に呼ばれている黒塗りの高級車のような車両をご所望の場合は、どのような車が必要かをあらかじめ伝えておくと、土地柄による認識のずれを解消できると思います。

ハイヤーとはそもそも和製英語で「Hire」と使われていますが、もともとは英語で賃貸、借りるなどの意味でVehicle for hireなどから日本では一般化しています。
海外では一般的にハイヤーは「Limousine taxi」や「Limo service」と呼ばれています。

マイノリズムが事業所を千歳市に置いた理由

当初は札幌市でタクシー会社の申請をしようと考えていました。
しかし、車両台数が上限に達していて申請が通らないという理由により、北海道の空の玄関と呼ばれる新千歳空港がある千歳市でタクシー会社を設立いたしました。

しかし、千歳市にハイヤー事業所を置いたことで「日本で初めて空港の滑走路までお客様をお迎えにあがれるタクシー会社」になることができました。
結果として、とてもよいご縁がいただけたと感じております。

そしてさらに、北海道内には徐々にニセコリゾートを始めとして、高級ホテルやコンドミニアムが急増していることから富裕層の観光客は年々増加の傾向にあります。しかしハイヤー業界において富裕層向けの送迎サービスは少ないというところに着目し、タクシー業界未経験ながら富裕層に特化した送迎サービスを提供するという弊社の理念に偶然にも上手くマッチングすることができました。

弊社としての利点を上げるとするならば、札幌のハイヤー会社は札幌市で発着のいずれかを行わなければなりません。
例えば、新千歳空港→富良野などの運行を受けることができませんが、弊社では来道されるほとんどのお客様が新千歳空港からいらっしゃいます。
つまり、北海道内どこへでも送迎することが可能なのです。

まとめ:タクシーとハイヤーの違いは北海道ならではの課題につながっていた

北海道内において、タクシー=ハイヤーという認識が強く根付いていますが、事業内容や業態は全く違うものということがわかりましたね。
そして北海道が抱えるタクシー業界の問題点も短期間で解消されるものではないということもまた事実です。

次回のブログでは、北海道のタクシー、ハイヤー業界が抱えている課題について投稿する予定です。
「業界の方向けかな?」とお思いかもしれませんが、冬の北海道でなぜタクシーやハイヤーがなかなか手配できないかなど気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

では!また次回のブログもチェックしてください!マイノリズムでした!

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